ケースレポート(Case Report: CR)は、「ある特定の患者およびその疾患について、徴候や症状、診断、治療経過および転機を含む定型化された要約(Taberʼs Cyclopedic Medical Dictionary)」、「通常見られない疾病や合併症、一般的でない複数の疾病の合併、通常見られないあるいは紛らわしい症候学、原因あるいは帰結(あるときには驚くべき回復)が見られた症例もしくは患者数例(しばしば1例のみ)についての詳細な記述(疫学辞典(第 5 版))」などと定義されています。その内容は、疾患メカニズム、新たな疾患の発見・認知、予期せぬ奏功事例や有害事象の報告、介入費用の評価、さらには問題解決型の医学教育など多岐に渡り、医学・医療の歴史とその発展に貢献しています。
学会発表はしたけれど論文化されていない、新たな知見が得られたなど臨床で学びが多いケースについて、学会発表から一歩進んで英語論文にしてみませんか。
本ワークショップでは、事前・事後学習を含むワークショップを通して、ケースレポートの型を身に付け、実臨床での症例をケースレポートとして執筆し、英語論文の投稿を目標としています。英文ケースレポートの型を身に付けたい方は奮ってご参加ください。
英文ケースレポートの型を身に付けたい方は以下のURLより奮ってご参加ください。
https://forms.gle/FkJDK7L2dVyywmPN6
日時:2025年9月13日(土)14:00-18:00
場所:昭和医科大学旗の台キャンパス16号館B1階
講師:吉岡貴史 昭和医科大学 臨床疫学研究所 講師
対象:昭和医科大学 専任教育職員 助教(医科・歯科・薬科)以上
内容:講義、グループワーク、発表
研修費用:5000円(参加者1名当たり)
*事前学習(ケースの選定)、および事後学習(希望者のみ、ワークショップ後、英語論文投稿までのフォローアップ)
募集期限:2025年8月24日
*お一人での参加も可能ですが、チームでの参加を推奨しています。